- 「建築文庫」特別企画
時代をつなぐ対論 君たちは建築をどう生きるのかモダニズム、1970年代以降、東京
伊東豊雄×中川エリカ×堀越優希×山田紗子
企画・モデレーター:真壁智治
2025年11月11日より全4回開催
「近代」と葛藤してきた建築家・伊東豊雄と次世代の建築家との都市、建築をめぐる対論。モダニズム、そして1970年代以降の東京を起点に、私たちはどのように建築に向かおうとしているのか、その意識を探る全4回。
[イベント詳細]
企画・モデレーター:
真壁智治
対論登壇者:
伊東豊雄 中川エリカ 堀越優希 山田紗子
日時:
- Section 1 私は建築とどう向き合ってきたのか
2025年11月11日(火)18:30~21:00 - Section 2 私たちの建築への問題意識
2025年12月16日(火)18:30~21:00 - Section 3 これからの建築が担うべき課題
2026年1月20日(火)18:30~21:00 - Section 4 わたしたちは建築をどう生きるのか
2026年2月26日(木)18:30~21:00
会場:
伊東建築塾 恵比寿スタジオ
(東京都渋谷区恵比寿3-32-12 JR「恵比寿駅」東口より徒歩13分)
定員:
各回40名 *事前申込制(先着順)
参加費:
無料
[企画趣旨]
「漂うモダニズム」(槇文彦、2012)の指摘から約10年。建築は近代の底が抜けた時代からの再生へと向かいだした眺めが多少あるものの、そこにはますます巨大化する「資本」の欲望とSNSに身を預け顔が見えなくなる「大衆」とが無言で交錯する建築と都市の実態が避けがたく拡張している。
建築の再生を担う次世代の若い建築家たちはこの事態からどのように建築に向かおうとしているのか。その意識を探りたい。
そこで、「近代」と葛藤してきた建築家・伊東豊雄氏と次世代の若い建築家との都市・建築および日常生活をめぐる異例なディベートを試みる。
いわば、エイジ・ギャップ対論としてのディベートを通して、若手建築家たちがこれから立ち向かおうとしている建築への姿勢がよりうかがえるかもしれない。
伊東氏にとっては、自分たちの建築・都市への取り組みの総括と若手建築家たちのそれとの所在を同時的に対照しながら考察する場ともなろう。
今必要なのは、世代をまたがって自分たちが向き合う建築・都市像を伝え、預け、そして託すことであり、そこに時代を、建築をつなぐ対論の主眼があります。(真壁智治)
登壇者:
時は流れて、伊東さんに初めてお会いしたのは2018年5月のこと。とある卒業設計の講評会だったと思います。その時の卒業設計の模型は、真っ白なものはほぼなく、スケールも違っていて、私より若い世代が表現したいもの、注目しているものは、2004年当時ともずいぶん変わりました。
伊東さんも、私も、私よりも若い世代も、みんな近代に疑問を持ち、それぞれの方法で批判をしているように思います。何が共通していて、何が違うのか。そして、新しい時代の美しさにおいて、伊東さんと私では何が違うのか。建築創造において、今一番おもしろいと思っていることは何なのか。4回もお話しする機会があるので、思想の源泉から深掘りすることを楽しみにしています。
(中川エリカ)
(堀越優希)
(山田紗子)
